食品添加物のお話

【食品添加物の基礎2】これだけは覚えておきたい!気になる4つの食品添加物

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体に良くないという話しは聞いたことがあるけど、どの成分がどんな風によくないのか??
はっきりは分からないけど、大切な家族や子ども達のために食品添加物や化学調味料は避けたい!と考える方も多いはず。

食品添加物を避けようと神経質になり過ぎて、子どもが食べることを楽しめなくなっては本末転倒です。そこで、「なるべく摂らないようにしよう」と心がけるところから始めてみませんか?
今回は、よく見かける気になる4
つの食品添加物についてお伝えします。

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これだけは覚えておきたい!気になる4つの食品添加物

よく使われている食品添加物の中でも、特に気になる食品添加物が4つあります。

食品添加物 心配されている危険性や特徴
グルタミン酸ナトリウム 神経興奮毒性。食品表示には『調味料(アミノ酸)』と書かれていることが多い。
リン酸塩 カルシウム排出。食品表示には『乳化剤』『pH調整剤』と書かれている。
グリシン 動物実験で筋緊張の消失、一過性の完全麻痺の報告がある。
体内でも自然につくられるアミノ酸の一つ。
グリセリン脂肪酸エステル 動物実験で肝臓の石灰化の報告がある。食品表示には『乳化剤』『消泡剤』と書かれていることもある。

もちろん安全性審査は行われていますが、健康への危険性も指摘されています。
「安全だ」「危険だ」など様々な意見がありますが、「危険だ」という意見がある以上は、なるべく摂らないようにしていきたいですよね。

でも、4つの食品添加物に対し、どのような危険性が指摘されているのでしょう?
特徴などをまとめてみました。

グルタミン酸ナトリウム

食品表示で『調味料(アミノ酸)』と書かれていることが多いグルタミン酸ナトリウム。

グルタミン酸ナトリウムは、うまみ調味料として多く加工食品に含まれています。
また、外食店でのお料理にも使われることが多いそうですよ。
スナック菓子や加工肉など、市販品で入っていないものを探すのが難しいくらいです。

「危険だ」と言われるのは、グルタミン酸ナトリウムが持つ神経興奮毒性が脳神経に影響したり、心臓系の疾患や糖尿病、その他の疾患にも影響すると指摘されていることが理由です。いろいろ調べると、世界中で様々な研究報告や意見があるのも事実です。

私自身、食品添加物について勉強していなかったときは、スナック菓子を食べたがる子どもに、「体に悪いからダメ!」と言うだけでした。それでは、子どもは納得できなかったようです。今回、きちんと理由を説明し、全てを避けることも難しいことを伝えました。

スナック菓子の食品表示を見ながら、子ども達と話しました。子どもは純粋ですし、大きくなっていく自分の体に誇りを持っています。「食べすぎは良くないから、たまに食べるくらいにしようね。」と意見がまとまり、以前ほど欲しがることはなくなりました。

リン酸塩

食品表示では『乳化剤』や『pH調整剤』と書かれているリン酸塩。

食品の形状を保つ役割や着色料の変色防止のため、あらゆる加工食品に使われています。
なぜ気になる食品添加物なのか??
それは、リン酸塩の一種であるオルトリン酸塩がカルシウムの吸収を妨げる働きがあるからなんです。骨の中のカルシウムを排出させてしまう働きもあり、骨粗しょう症や骨の発育に影響することが指摘されています。

微量であれば影響は少ないとも言われているそうですが、多くの加工食品に使われているため、実際にどれだけ摂取しているかはわかりませんよね・・・。
リン酸塩のことを知ってからは、成長期の子ども達のため、自分自身の骨粗しょう症予防のため、我が家では『乳化剤』『pH調整剤』をなるべく避けるようにしています(^^)

グリシン

グルタミン酸ナトリウムと同じように、うまみ調味料として加工食品に使用されることが多いグリシン。静菌作用も持つため、食品の日持ちをよくする効果もあるそうです。

食品表示では、グリシンと記載されるほかに、『調味料(アミノ酸等)』や『pH調整剤』の中に入っていることもあります。

睡眠改善のサプリメントとして「グリシン」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃいますよね?グリシンは人の体内で自然につくられるアミノ酸の一つです。医薬品にも使われているとのことで、グリシンに対して健康への影響を心配する方は少ないかもしれません。

では、どうして気になる食品添加物なのか??
動物実験で過剰摂取した際、具体的には体重1kgあたりグリシン約63g以上摂取した動物に呼吸器系の麻痺が確認されているからなんです。
体重50㎏に換算すると、約3kgというイメージになります。
一度にそんな過剰摂取することはないので、心配ないと言う意見も多いですね。

ただ、動物実験を人間にそのまま当てはめられるのか?胎児への影響は??pH調整剤に含まれる場合、他の成分と複合で摂取するため、どのような影響があるかはっきりわかっていない・・・など、考えさせられる意見も多いため、気になる食品添加物として覚えておいてはいかがでしょう?

グリセリン脂肪酸エステル

『乳化剤』として多くの加工食品に含まれているグリセリン脂肪酸エステル。
水と油のように混ざりにくい物をうまく混ぜ合わせるために添加されていることが多く、バターやマーガリン、アイスクリーム、チョコレート、缶コーヒーにも入っているのだとか。お豆腐を作るときに使う『消泡剤』としても有名ですね。

通常であれば健康への影響は少ないという意見が多く、そこまで不安に感じることはないのかもしれません。ただし、肝臓や腎臓の悪い方は摂取を控えるそうですよ。さらに、動物実験では腎臓の石灰化や肝臓の肥大化などの報告があるとのことで、気になる食品添加物として頭の片隅に入れておきませんか?

最近では「消泡剤不使用」と書かれたお豆腐を見かけることも多いですよね。
大豆本来の甘みを感じることができるとも聞いたので、我が家では、「消泡剤不使用」のお豆腐を選ぶようにしています(^^)

まとめ

今回は多くの加工食品で使われている4つの食品添加物[グルタミン酸ナトリウム、リン酸塩、グリシン、グリセリン脂肪酸エステル]についてお伝えしました。
調べてみると賛否両論、様々な報告や意見があります。情報の捉え方は人それぞれですし、食品添加物を避ける避けないも個人の自由だな・・・と感じています。

私自身は、食品添加物について教わったことや調べたことを子ども達にも話し伝えるようにしています。なぜなら、子どもが幼稚園や小学校で食品添加物について勉強したり、話を聞く機会がほとんどないからです。

子ども達が成長する中で、自分の口に入るものは自分で選ぶ機会が増えていきますよね。
やがて大人になり、自分で生活していくようになります。「自分の健康は自分で守る」そんな意識を自然と身に付けてほしいから、日々の生活で伝えるようにしています。
一緒に買い物するときには、親子で食品表示を見ることも増え、これも食育の一環かな♪なんて感じています(^^)